[富田林市]農家の有志が「塾」 農業したい人を育成します

投稿者 記者・ 大西

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研修1年間、毎週土曜に

8月20日、富田林市のきらめき創造館で「きらめき農業塾」第2期生の入塾式が行われた。有志農業者が自ら立ち上がり新規就農者の育成をする同塾は、全国的にも非常に珍しく画期的な取り組み。泉北や和泉市の人でも可。

今回入塾した24名は市内在住者が7人、大阪市や兵庫県など他の自治体から17名が参加。就農したい、兼業したい、農業と関わりたいなど様々な境遇の人が集まった。研修期間は8月下旬から翌年7月末の1年間。毎週土曜日に研修が行われる。

この農業塾では、農産物栽培に関する一通りの知識・経験を得ることができ、鍬の持ち方から指導を受け、20種類超の作物を育てるという。

また、植物生理や土壌、農薬の使い方、植物の力を生かす技術についても学ぶことができる。「自身の区画は自身で管理する。作るのは本人。人によって作物の出来が違うことを実感してもらうことも大切」と塾運営に携わる「富田林市の農業を創造する会」発起人で担い手育成部会長の中筋秀樹さん。

農業界が直面する高齢化や後継者不足に、このままでは産地の維持が難しいと危機感を感じ「きらめき農業塾を通じて農業の担い手を増やすことを念頭に農業を知ってもらい、食育活動をすることで農業への理解を高めてほしい。未来への投資です」と熱く語る。

研修では農場実践の他に月に1度、農産物流通の知識や農地法や財務会計などの座学も。またプロ農家の見学や金剛マルシェでの野菜販売など農家が行う研修だからこそ多様な経験ができるという。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年9月21日)時点のものです。

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