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大阪府立富田林中学校では、中学1年生の人権学習の授業の一環として「ブラインドサッカー」(全4時間)を行った。
日本ブラインドサッカー協会の講師が登壇。オンライン講座やワークを通して、視覚障害者をより深く理解し、工夫することで誰もが住みよい社会を作るには「自分たちに何ができるか?」「何をすればよいか?」などを学んだ。
生徒たちは机上の学習だけにとどまらず、体育の時間を利用してブラインドサッカーを体験した(体育でのサッカーの実演は学校独自の取り組み)。音の鳴るサッカーボールを使用し、ペアになり一人が目隠し、一人がアシストをしながらサッカーをしたが「こっち!こっち!」と声を掛けても「こっちってどっちやねん!」や、「〇〇の方に蹴って」と言っても「〇〇がどこにいるかわからん!」など、伝えることの難しさを体感した。
「視覚障害者は目が見えなくて、かわいそうだ」と思っていた生徒たちも、サッカーを体験し「工夫すれば、できることが増える」という学びを得た。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年1月13日)時点のものです。