今年3月に閉校した和泉市立横山小学校(北田中町=約1万3千平方メートル)の跡地活用について、市が民間からアイデアを募ったところ6件の提案があった(=表参照)。
市は今後、提案を踏まえた上で方向性を打ち出したいとしているが、当該地が市街化調整区域(市街化を抑制すべき区域)のため、現状区分のままでは宅地開発などは行うことができない。
区分を変更せずに開発が認められるケースとしては、教育関連施設や病院など公益性のある建築物や農産物の貯蔵加工のための施設などに限られる。
7月議会で調整区域から市街化区域への編入を検討してはどうか、と発言した議員もいたが、市は方向性を明確に打ち出したうえで、具体的な実現手法を検討する、と答弁するにとどめた。
ちなみに、150余年の歴史に幕を閉じた同小学校は、今年4月から小中一貫の義務教育学校、槇尾学園に統合された。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年10月12日)時点のものです。


