幅刈(はばが)りという除草法をご存知だろうか。
写真は泉北2号線沿い御池台地区の法(のり)面約1300平方メートルで撮影した除草現場。夏草が生い茂り対向車が見えづらくなっていたところ、道路脇の雑草だけを刈り込み、それ以外は伸びたまま放置されている。
南部地域整備事務所によると、「予算の関係上、年3回実施する除草のうち、2回目は全面刈りではなく、2メートルの幅刈りを行っております」と。幅刈りは他の地域でも行われている、という。
除草は委託業者が行うが、予算が足りないため、委託費節約のため、除草面積を極力小さくする苦肉の策がとられたわけだ。
永藤市政では民間企業や観光への投資に多額の予算を割く一方、行政として必須である市民生活に直結する予算を十分に確保しきれていない。幅刈りはその分かりやすい一例だ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年10月5日)時点のものです。

