2024年度の泉北高速鉄道の1日平均乗降客数は、全6駅のうち栂・美木多と光明池でわずかに減少した。
増減が最も高かったのは中百舌鳥で、23年度と比べ2・3%増(1日平均744人増)の約3万3千人(泉北高速鉄道利用のみ)だった。
乗降客数は全6駅合計で1・2%(1日平均1979人増)と増加傾向にある。
乗り継ぎ1日9千人増
中百舌鳥での高野線~泉北高速鉄道の連結客は71623人で23年度より13%増(1日平均9889人増)。泉北ライナーの24年度年間利用者数は34万9千人(前年度より2千人増)だった。
なお、泉北高速鉄道は南海電鉄との経営統合により今年4月1日から「南海泉北線」になり、統合に伴い定期券運賃が大幅に値下げされた。中百舌鳥で地下鉄に乗り換えていた市内までの通勤通学者のうち、南海利用のみに切り替える利用者も増えていると推測される。そのため25年度は中百舌鳥での乗降者数に変動があると想定される。
泉ケ丘は7位→9位に
泉北+南海の乗降人数順位泉北高速鉄道と南海全線、計106駅における駅別乗降人数順位(1日平均:24年度)で、泉北高速鉄道全6駅のうち5駅が15位以内に入った。
4位の中百舌鳥は、泉北高速鉄道のみの利用客33380人と高野線のみの利用客23196人の合計56576人で計算。泉ケ丘(9位)は昨年度から2つ順位が下がった。和泉中央(11位)、光明池(13位)、深井(15位)、栂・美木多(21位)は昨年と同順位だった。
関西空港9位→6位
関西空港は前回と同様、インバウンド、アウトバウンド両方の需要が高く23年度の9位から6位へと順位を上げた。ラピートの年間利用者は414万3千人で23年度より58万4千人増えた(16・4%増)


