[堺市南区]原山台東小の跡地 「広場」としての利用を 自治会が要望

投稿者 記者・ 原

2018年3月に閉校した原山台東小学校の跡地は現在、学校給食協会の物資配送センターとして利用される一方、運動場は原山台連合自治会が市から借り、地元住民がサッカーやグラウンドゴルフなどに利用している。

給食協会は来年にも第一学校給食センター(中区八田西町)の敷地内に移転するとみられるが、連合自治会では、その後も地元が広場として跡地を利用できるよう要望している。

そもそも要望は原山公園再整備で子どもが使える広場が失われたことに端を発する。前田光一原山台連合自治会長によると、三原台から原山公園にプールが移転する話が持ち上がった際に当時、市の決定事項として知らされ、受け入れざるを得なかった、という。結果、子どもたちが使える公園の一部が失われたため、小学校跡地にはその代替として、公園を要望したが、公園が無理ならせめて広場を確保するよう求めているという。

要望は前竹山修身市長にも永藤英機市長にも伝えてきた。教育委員会との協議も繰り返し行ってきた。その結果、地元の意向を踏まえたうえで跡地利用を行う、という言質(げんち)を当局から引き出している。

前田会長は本紙の取材に「市長は子育て世代を泉北に呼び込むというが、それなら子どもが集える施設の拡充は必要」と地元意見を尊重すべきとの考えをあらためて示した。跡地利用は給食協会が移転する来年度にも本格化する。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年9月19日)時点のものです。

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