経年劣化した橋梁等の安全を確保するため、国交省は全国の自治体に定期点検の実施を求めている。
健全性は4段階で判定され、そのうち早期、または緊急に措置を講ずべきとされる、Ⅲ~Ⅳと判定された橋梁等について堺市に聞いた。
今年4月1日時点で、市が管理する753橋梁のうち、機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態のⅢと判定されたのは45橋梁にのぼった。そのうち南区は9橋梁を占めている(=表参照)。
栂・美木多連絡橋(北、南=写真)、田園大橋は今年度中に工事を実施する。Ⅲよりもさらに状態が劣化し、緊急に措置を講ずべき状態のⅣと判定された橋梁は市内に1か所もなかった。
定期点検は5年に1回実施されるが、年を追うごとに修繕工事を必要とする橋梁は増える見込み。2025年度の当該補修工事の予算額はおよそ18億4千万円(24年度繰り越し分含む)。
なお、Ⅲと判定された各区の橋梁数は次のとおり。
▽堺区11
▽西区9
▽東区1
▽北区7
▽中区3
▽美原区5。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年9月17日)時点のものです。


