希少な動植物が生息 秋はススキ、春はツツジも
和泉市の北部地域に広がる信太山丘陵一帯には、今でも自然豊かな環境が残されている。その一部を里山の環境を保全し自然と触れ合える公園として、8月1日に「信太山丘陵里山自然公園」(小野町)第1期区域がオープンした。
信太山丘陵一帯は、旧陸軍や自衛隊の演習場として開発を免れてきた結果、市街地の近くにありながら貴重な湿原や草地といった多様な自然環境が維持されてきた場所で多数の希少な動植物の生息が確認されている。一般的な公園のように遊具を設置するのではなく、自生する草花や、昆虫、野鳥や木の実など四季折々の里山の自然な姿を体感できる。
同公園の敷地は15・6ヘクタールあり、今回オープンした第1期区域は2・3ヘクタール。園内は「管理棟」、「里山ふれあい広場」、チガヤやススキなどイネ科の植物が見られる「西の大草原」、アラカシやシラカシなどが園路沿いに植えられている「こもれび林」、春にツツジが咲き誇る「ツツジの丘」で構成されている。
同園では環境学習の受け入れや自然を活用した様々なプログラムを開催している。10月にはオープニングイベントも開催予定でクラフトや昆虫の観察会などが楽しめる。未開園区域は順次整備予定。
詳しくはHPで確認できる。http://www.izumi-park.jp/
Information
以下の情報は2024/08/23時点のものです
信太山丘陵里山自然公園
- 住所
- 和泉市小野町72-2他
- 駐車場
- あり