堺市の観光イベントで無料配布されたバッジが、ヤフーフリマやメルカリなどのオークションサイトで取引され高値をつけている。
仁徳天皇陵の世界文化遺産登録以降、市は「後世への歴史文化の継承」を観光戦略の柱としてきたが、企画次第で受け手の商業主義を助長するようだ。
ミャクミャクとハニワ部長を
バッジは古墳をモチーフにした図柄の脇に、大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクと堺市の公式キャラクターハニワ部長があしらわれたデザイン。
堺観光コンベンション協会によると今春、市内の観光スポットを巡るスタンプラリーで参加者に配るため、税抜き単価272円で5千個が用意された。バッジは非売品だが、中には4千円で取引されたものも。
それでも人気キャラクターに頼らざるを得ないのは、市の誘客事情にある。設定した来訪者重点エリア(環濠、大仙エリア)の昨年度の目標来訪者数360万人に対し、実績は万博開催年であったにもかかわらず、212万人余り(60%未満)という現実だ。
議会で来訪者数を問われ続けると、手早く数字を稼ぐ企画に走るのか。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年7月20日)時点のものです。

