5月31日、堺市議会の大綱質疑で三宅達也議員(維新・桃山台)が三原台にすでに移転や開設が決まっている近畿大学の医学部、看護学部のほか、他学部についても誘致を働きかける必要性を当局に質した。
近畿大学病院と医学部が2025年11月に三原台に移転するのに伴い、26年4月には看護学部(収容定員440人)も開設される。
堺市と近大は22年12月包括連携協定を締結。ニュータウンの地域性を生かした公民連携を推進することを取り決めている。
答弁に立った辻敏之市長公室長は「現在、新たに大学等に対し誘致を働きかけている案件はないが、近大を含む7つの大学(大阪公立大学、関西大学など)と協定を締結している。各大学と行政が地域課題の解決に取り組む」として、大学との関係性構築がまずは重要との認識を示した。
【解説・さらがい】
三宅議員が質問したのは本紙5月16日号『共聴アンテナ』での内容。
【共聴アンテナ】泉北ニュータウン再生計画:近大移転で学園都市化を目指す!
人口減が顕著になり、泉北では府営・府公社・URの賃貸団地での建て替えや、小学校の統廃合により創出された大量の余剰地が生じる。ここに東大阪の近畿大学各学部を誘致・移転して、泉北を学園都市として再生させる案だ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年7月9日)時点のものです。