堺市は「廃棄物の減量化及び適正処理に関する条例」を改正し、7月1日から資源ごみの持ち去りを禁止する。
対象は市の指定する排出日に指定場所に出された資源ごみ(ビン、缶、プラスチック製容器包装、ペットボトル、小型金属、粗大ごみ、不燃小物類)で、指定日以外に出されたごみは対象外。
これまで、特にビン、缶の回収日に袋ごと持ち去り、道路や公園でアルミ缶だけを抜き取り、残りの資源ごみをその場に放置するなどの行為がみられ、市民から苦情が寄せられていた。
環境業務課では指定日の地区で早朝からパトロールを実施し、持ち去り行為に対し指導を行うほか、改善されない場合は厳正に対処する、としている。
ただ、コンテナボックス集積場を設置しているマンションや団地では、回収日前日夜などに排出するケースが多く、それらの資源ごみは対象外となるため、効果は限定的と見られる。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月4日)時点のものです。