11年前に運転休止となった御池台のクリーンセンター南工場。その敷地内に数百本はあるかと思われる桜は、外周から見る限り、ほとんどすべてに黒いネットがかけられている。特定外来生物クビアカツヤカミキリの防除ネットだ。南区で、これほど完璧に近い形でネットを施した施設を記者は見たことがない。それでも、ここ1~2年で葉をつけない桜が目立ってきている(=写真・4月24日撮影)。
一施設の管理者が徹底した防除を行っても、被害は免れない。施設管理者の危機感への温度差がクビアカにつけ込む隙を与えたことを証明するかのような場所だ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年6月4日)時点のものです。