中央の植栽桝、水はけ悪く桜に適さず
原山台緑道中央に設置された植栽桝では、過去4年にわたって桜が枯れては植え替えることを繰り返してきたが、この春、はじめて桜以外のアキニレに植え替えられた。
2020年9月に原山公園との一体整備で完成した緑道には、それまではなかった植栽桝が原山公園PFI株式会社(民間事業者の集合体)が提案し、堺市が了承する形で設置された。
当初、植栽桝にはアマノガワという品種の桜が植えられたが、毎年、枯れては植え替えることを繰り返してきた。
というのも、同地は泉北でも特に海成粘度層が分布する地域で、水はけが悪く、限られたスペースで桜を成長させるのは困難なためとみられる。
泉ヶ丘公園事務所によると、アキニレは湿気に強く、高木に成長するため、日陰が期待できるという。
18ある植栽桝にアキニレ11本、アマノガワ2本が植え替えられた。残る5本は前年から生き残ったアマノガワ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年4月3日)時点のものです。