12月18日、堺市雇用推進課が開催したシニア就職支援セミナーに約30人(定員30人)が参加した。
セミナーは二部制で、第一部では社会保険労務士の藪田三代子氏が「シニア世代の就活と働き方」と題して講演。近年新設されたマルチジョブホルダー制度(複数の事業所に雇用される65歳以上の労働者が労働時間を合算し、週20時間以上、雇用見込みが31日以上である場合、特例的に雇用保険被保険者となることができる制度)や、求められるシニア人材像について解説した。
また、これまでのキャリアを生かした働き方とキャリアチェンジする場合の利点、欠点について話すなど、シニアだから可能な選択肢や挑戦する価値にも触れた。
第二部は希望者のみ参加するミニ相談会で、産業雇用安定センターなどが個別に内容を聞き取り、相談に応じた。
半年前に退職したという70代の男性は「働く意欲があるので、このまま1年、2年と家にいてはいけないと思い参加した。(就業支援の)手がかりになる団体を知ることができよかった」と話した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月27日)時点のものです。