桜を食害する特定外来生物クビアカツヤカミキリは、2015年に府内では大阪狭山市ではじめて生息が確認されて以来、被害は24年7月時点で府内29市町村に及んでいる。
和泉市では24年10月時点で公園と緑地合わせて25か所、158本の桜にフラス(幹などに侵入したクビアカの糞と木くずが混ざった排出物質)を確認した。
うち、18か所(鶴山台、光明台、青葉はつが野の各校区など)は、新たに判明した被害だ。
23年度末時点での被害が公園、緑地合わせて7か所、被害木66本だったことからすると、約1年半で2・4倍の急拡大となった。
フラスの排出量もこれまでと比べ大量で、食害の程度も進んでいるようだ、と公園緑地担当。伐採本数は今のところ2本だが、今後増える見込み。
なお、同市では農業被害の防止目的を除く個人や団体に防除ネットを無償で配布しているが、環境保全担当によると、申し込みは昨年11月29日現在で2〜3件にとどまっているという。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月22日)時点のものです。