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泉北高速鉄道は12日から3つの乗車券類(交通系ICカード、Visaタッチ決済、QRコード乗車券)に対応した一体型改札機を全駅に導入した。対応改札機は各駅1台で改札機前にフロアサインを貼り付けている。3つの乗車券類が一体化された改札機は泉北高速鉄道が日本初となる。
南海電鉄では昨年4月からVisaタッチ決済(泉北高速は今年4月から)の導入やQRコードを用いた企画乗車券「高野山デジタルきっぷ」等を販売するなど約1年9か月の実証実験を実施。南海グループによると同実験の検証結果により今後もサービスを継続することとし乗車券販売窓口の混雑緩和や乗客の利用状況から一定の成果、知見が得られたことも踏まえ新たなサービスにチャレンジしていくねらい。
インバウンドの需要も視野
関空からのアクセスを担う同グループ会社において10月からの入国者数緩和に伴うインバウンド旅客の増加に備え、受け入れ体制の強化を図る。既に海外ではペイメントカード(クレジット、デビット等の機能の付いたカード)による交通利用が普及している。
南海は今後、Visa以外の国際カードブランドにも対応していく予定だという。また、25年大阪・関西万博に向けて順次、全駅のVisaタッチ決済、QRコード乗車券の利用可能を目指していくという。