[堺市]自動運転のバス運行 市が3日間実証実験

投稿者 記者・ 山本裕

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1日10便、堺東駅〜堺駅

堺市内の東西交通や、美原区と堺市中心部の間の利便性向上のため、「堺・モビリティ・イノベーション(SMI)」プロジェクトに取り組んでいる堺市は10月下旬から、自動運転バスや直通バスの実証実験を開始する。実際に乗客に利用してもらい、需要や課題などを把握し、実現に向けた検討を進めていく。

SMIプロジェクトでは、南海高野線堺東駅と南海堺駅を結ぶ自動運転バス「SMI都心ライン」と、美原区役所と堺東駅・堺駅を結ぶ優先運行バス「SMI美原ライン」の導入を計画している。

今回の実証実験は、それぞれ別の方法で実施し、都心ラインは11月11日から13日までの3日間実施。1日10便の自動運転(レベル2)のバスを堺東駅から堺駅まで運行し、事前に募集した一般モニターに乗車してもらう。

自動運転バス乗りたい人募る

モニターは10月22日から、市ホームページで募集。市は、両プロジェクトの参加者や利用者にアンケートを行い、意見や感想を聞くなどして事業化に向けた課題を探る。

バスは、自動運転車両の開発に取り組んでいる東京大学発のベンチャー企業、先進モビリティの車両を使用し、南海バスが操作する。

堺駅〜美原最短35分で 美原ラインも実験

一方、美原ラインの実証実験は10 月21日から12月4日まで行われ、毎日14本、約1時間間隔で運行する。

バスは美原区役所と堺駅の間を最短35分で結び、南海バスが運行。途中、大泉緑地や新金岡駅前、堺東駅前など6か所に停車する。だれでも利用でき、運賃は200円から400円。

今回は通常のバスを運行するが、市は将来的に専用レーンや連結バスを使ったBRTの導入を考えている。

永藤英機市長は「今後、自動運転技術などの発展に合わせて、時代に合った交通システムを都心部や拠点間の移動手段として導入していきたい」と。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年10月13日)時点のものです。

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