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10月に新会社を設立
中学校の完全給食を目指している堺市は9月1日、南区桃山台と中区の2か所に設置する給食センターを整備・運営する事業者を公表した。桃山台に整備される第2学校給食センターは、東洋食品(東京都)を中心とする8社で構成されるグループが選定された。来年1月頃から建設が始まり、25年から本格的な中学校の給食がスタートする。
市の計画では、第2センターを桃山台の栂給食センター跡地約6700平方メートルに建設。南区内の全中学校と、中区、西区、東区の一部14校に1日8千食の給食を配送する。
事業者に決まったのは、給食調理を担当する東洋食品をはじめ、設計監理にあたる楠山設計、建設工事を担当する東亜建設工業と河村工務店、給食配送を行うサカイ引越センターなど8社。東京食品は全国の保育園から小・中・高校、大学まで給食や学生食堂の運営を請け負っている。グループは10月に学校給食を目的とした会社を設立する。
グループの提案によると多種多様の研修プログラムを導入して、従業員らの衛生管理指導を徹底。施設内に衛生チェックエリアを設けるなどして、食中毒対策に万全を期す。また、おいしい給食を提供できるよう調理手順のほか、塩分濃度や水分量のデータベース化を行うという。
今回の落札額は、建設費用と15年間の運営費用を合わせて、第2センターが約96億3600万円、中区に建設される第1センターが205億6200万円。
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