[堺市]泉北高速鉄道等通学費補助金 堺市が3月末で廃止

投稿者 記者・ 山本裕

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財政難で

泉北高速鉄道と南海電車を乗り継いで通学する堺市内の学生に対して定期代の一部を補助する「泉北高速鉄道等通学費補助金」について、堺市は22年3月末で事業を廃止することを決めた。21年4月から22年3月までに購入した定期の補助については、来年1月まで申請を受け付ける。

この制度は他の路線より割高な泉北高速を利用して通学している学生の負担軽減を図るのが目的で、泉北高速と南海を乗り継ぐ通学定期を使っている堺市民に対し、1日当たり大人料金で48円、年間で1万7520円を補助する。

補助金の申請は定期券の有効期限が終了した後に行うことになっており、申請期限は翌年度の1月末。このため、21年4月から22年3月までに購入した定期券の補助申請期限は23年1月末となる。

毎年千件以上の申請

補助制度は16年度から始まり、毎年千件以上の申請があった。最も補助額が多かったのは19年度の1449件1938万円で、20年度は1394件1851万円だった。

堺市は、市財政が極めて厳しい状況にあるとして、「財政危機脱却プラン」の策定を進めており、同補助金を廃止の対象としていた。補助金は市が定める要綱によって運用されており、条例などとは違って市議会の議決は必要ない。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年3月18日)時点のものです。

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