[堺市南区]おでかけ応援バス 年齢引上げを再提案、9年かけて70歳以上に

投稿者 記者・ 山本裕

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65歳以上の堺市民が市内の路線バスや阪堺電車などを1回100円で利用できる「おでかけ応援制度」について、堺市は所得制限を設けたうえで対象年齢を段階的に70歳以上に引き上げる条例改正案を2月、市議会に提出した。対象年齢の引き上げ案は11月市議会にも出したが、反対多数で否決。今回は所得制限を設けたもの。

利用に必要なカードを保有している対象者は市内で約70%だが、南区は約80%と市内で最も高く、1人あたりの利用回数も南区は飛び抜けて高い。高齢者の外出のきっかけとなり、バスの乗車率の向上にもつながっていると評価する声も多く、永藤市長も市長選では制度の拡充を訴えていた。

来年から実施

しかし、永藤市長は当選後、市財政が危機的な状況にあるとして、「市財政危機宣言」を発出。お出かけ応援制度の年齢引き上げなど市民の負担増となる施策も含む「財政危機脱却プラン案」を公表した。

今回も、前回同様、来年から32年度まで9年かけて対象年齢を70歳まで引き上げ。前回とは違い、住民税非課税世帯は65歳以上を対象とした。

前回は、維新をのぞく自民、公明、堺創志会、共産などの会派は「高齢者の健康増進や公共交通の利用促進などの効果があり、事業を見直す理由がない」などと年齢の引き上げに反対。議案は否決された。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年3月1日)時点のものです。

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