この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
ビッグバンと一体で整備
近畿大学医学部移転のために売却された田園公園の代替公園として整備される泉ヶ丘公園と昨年4月に大阪府から無償譲渡された児童厚生施設、市立ビッグバンの一体整備を計画している堺市は、整備に向けた基本計画を公表した。今年度中に基本設計をまとめ、23年度中に公園整備とビッグバンのリニューアルに着手する予定。
基本計画によると、泉ヶ丘公園とビッグバンは来訪者が施設を行き来できるよう一体的に整備。互いに連携することで、子どもから大人まで遊び、学び、憩える場にする。公園と施設の管理も、指定管理者に一括して委ねることも検討している。
泉ヶ丘公園内には、ビッグバン裏山の広場「ちょっとバン」付近に東エントランス広場を設け、近くに「展望広場」と「冒険の森」を整備」。林の中で子どもたちが遊具などで遊べるようにする。
公園西側の「濁池(にごりいけ)」には周囲を散策できる周遊路を整備し、池の南側には「南エントランス」設ける。池の西側は「陶邑(すえむら)広場」とし、遊具や休憩できるスペースを設けるほか、窯跡の案内も設置する。
一方、ビッグバンは「宇宙」のテーマを継承しながら子どもたちの健やかな育成を図る施設とする考えで、1階は無料ゾーンを設けて、市民が交流できる場とする。4階には、宇宙をテーマにした展示コーナーやシアターを設け、宇宙技術や宇宙関連団体の取り組みなども紹介していく。
来年から順次オープン
市は公園と施設の運営方針を含めて、基本設計の作成を進めており、23年以降、順次施設をオープン。25年の完成を目指す。