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富田林市は、2022年度の当初予算を発表した。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が一部充当される事業には、小・中学校(富田林小・久野喜台小・寺池台小・向陽台小・明治池中)5校の余裕教室を活用して地域活動などを支援する「地域総合拠点」の施設整備や備品購入に1510万円、公立保育園のICT化として登園管理や保護者との連絡等の管理システム導入に2785万3千円計上。
また子育ての新規事業では、金剛保育園において医療的ケアが必要な児童を受け入れる保育体制への取り組みに529万円。一時預かり事業の拡充で保育のお試しチケット導入に3751万7千円計上。
継続事業では「くみの木こども園なかの」の開園やげんき桜こども園の認定こども園化に1億1613万6千円計上する。年間を通じて待機児童の解消に向けて受け皿の拡充に取り組む。
「金剛地区の新たなまちづくり」に向けては、老朽化した地区内公共施設(金剛中央公園)の再整備基本計画策定に1760万円を。子育て支援や健康増進など交流の場が広がる公園として多機能空間の創出をねらう。
新庁舎建設事業関連は、2028年の完成をめざし、3億103万円計上。うち新庁舎建設にかかる実施設計等が2億9045万7千円。またイベント・講座の申込み等のオンライン申請に対応したシステム導入など庁内におけるICT機器整備など情報化推進事業に5988万2千円計上。ICTの活用や働き方改革で庁舎のコンパクト化を図り新庁舎建設コストの削減につなげるという。
小・中学校大規模改造事業では1億1595万円計上、トイレの洋式化等改修を計画的に進める。また同施設改修工事では災害時に備えコンクリートブロック塀等改修や防水等改修工事に1億6322万円計上し
ている。
一般会計予算案の市税収入はコロナによる影響も一定落ち着くと想定し、市税全体として7億2688万5千円(5・7%)の増を見込む。