新型コロナワクチンの接種 富田林市、副反応疑いで1人死亡 大阪狭山市では入院が1件

投稿者 記者・ 原

コロナ副反応疑い

富田林市

富田林市が公開した新型コロナワクチンの「予防接種後副反応疑い報告書」によると、市内で1人が死亡していたことが分かった。

報告書は接種との因果関係が評価できない場合も含め医師が作成し、医薬品医療機器総合機構に報告、機構は厚労省と情報を共有し、厚労省が大阪府を通じ市町村に報告内容を提供する仕組み。

今回、本紙の公開請求に対し、市は20件(18人分)の報告書を特定個人が識別できない状態で公開した。そのうち、症状の程度が重いと報告された事例を別表に抜粋した。

救済制度申請は4件

ワクチン接種により健康被害を受けた場合は、市を窓口として厚労省の予防接種健康被害救済制度を利用することができる。10月15日時点で、コロナワクチンに関する同市への申請は4件あった。うち、医療費、医療手当を申請した2件は認定されたが、医療費、医療手当、障害年金を申請したケースでは、障害年金は否認。医療費、医療手当についても一部否認となった。残る1件は同日時点で進しん達たつ(市役所が受理した申請書類を厚労省に送る)予定。

大阪狭山市

また、大阪狭山市が厚労省より提供された新型コロナワクチンの「予防接種後副反応疑い報告書」は全部で6件。うち、症状の程度が重く、入院したケースが1件あったが、どのような症状だったかは非公開だった。副反応疑いの症状については堺市、和泉市、富田林市などが部分的に公開しているが、人口規模が小さい大阪狭山市では特定個人を識別する可能性が他市より高いため、ごく一般的な「発熱」や「しびれ」などの症状以外は非公開とする判断がなされた。

一方、健康被害救済制度の申請件数は10月11日現在で11件。うち、一部認定を含む認定数は8件。審議中は3件だった。その中にワクチン接種後の副反応で死亡した1人が含まれていた。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年11月15日)時点のものです。

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