大阪府は9月16日付で、7月1日時点の府内の基準地価を公表した。府全域の平均変動率は住宅地がプラス2・7%、商業地はプラス7・9%で、ともに4年連続の上昇となった。
大阪狭山市では、西山台6丁目の住宅地は坪当たり32万3千円で、変動率はプラス0・9%。大野台1丁目の住宅地は31万4千円でプラス2・3%だった。
ただ、これらの住宅地は直近10年の変動率でみると、西山台はマイナス1・2%、大野台はマイナス7・6%と往年の地価回復にはまだ遠い。一方、大野台2丁目の商業地は坪当たり44万9千円で、変動率はプラス1・6%。10年前と比較してもプラス5・4%となった。東くみの木1丁目の住宅地は坪当たり46万2千円で、変動率はプラス2・9%。10年前とではプラス18・8%と非常に大きな伸びとなった。
富田林市では、藤沢台3丁目の住宅地は坪当たり34万円で、変動率はプラス2・1%だった。また、直近10年の変動率でみるとプラス0・9%と地価の回復が見られる。
泉北との差さらに高く
沿線別では金剛駅前が坪当たり46万2千円でプラス2・9%上昇、また、10年前と比べると18・8%も伸び、泉北ニュータウンの泉ケ丘駅を大きく引き離して堅調だ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年10月22日)時点のものです。


