[富田林市]クビアカ対策、309号線沿いや公園・学校の樹木など 年300本に薬剤注入

投稿者 記者・ 上木

富田林市クビアカ防除対策

富田林市では、23~25年度に実施したクビアカツヤカミキリ防除対策の3か年計画に続き、26年度から新たな3か年計画に取り組んでいる。

同市環境衛生課は、環境省補助金を活用して防除に必要な薬剤を購入し、専門的な知見を有する富田林市公園緑化協会に防除作業を委託して実施する。

前年度までの効果について同公園緑化協会は「リバイブによる樹幹注入とマツグリーン液剤2による樹幹散布を併用した樹木は90%前後の防除効果を達成している。防除を継続しながらも毎年100本強の桜が枯損しているが、クビアカツヤカミキリの防除対策継続により被害状況が落ち着いてきている」と話した。

新たな3か年計画では引き続き、市内公共施設の樹木に対しマツグリーン液剤2の樹幹散布を年2回(6月、7月)実施。リバイブ(樹木用樹幹注入剤=殺虫剤)の未注入樹木と注入後約2年が経過し、薬効がなくなった樹木を対象に順次実施する。また、枯損樹木は新たに植栽を行わず「ひこばえ」(木の根元などから生えてくる若い芽や枝)のある樹木は大切に維持し再生に取り組む。

薬剤散布は2200本

樹幹注入の実施場所は、街路樹では20年に試験実施した309号線沿い西側の樹木、公園では石川桜づつみ左岸、学校では葛城中学校、久野喜台小学校などを予定しており、その総数は年間約300本。樹幹散布については、必要な樹木に対し3年で2200本前後を見込む。

記者は6月22日、金剛中学校でのマツグリーン液剤2樹幹散布の作業場に同行した。同校内には約40本のソメイヨシノが植栽されており青々と葉が茂り清閑な景色だ。現場では職員が液剤を樹皮にたっぷりと散布し浸透させていた。この散布により殺虫、産卵抑制、忌避させる効果があるという。同校の散布で使用した液剤は150リットルに及んだ。

同公園緑化協会は防除に関心のある企業や団体などへ講師派遣など、防除活動支援を積極的に進めている。今後は各自治体との横の連携も重要だ。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年8月26日)時点のものです。

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