富田林市の金剛中央公園(久野喜台2丁目)再整備計画が動き出した。老朽化が目立つ同公園は今年3月、地域のシンボル施設として再生する基本計画が公表されていた。
計画によると、概算事業費はおよそ25億円で、子育て支援、健康増進、住民交流の3機能を持つ複合施設を建設し、駐車場も含めた屋外施設全体およそ2・8ヘクタールを再整備するというもの。29度年利用開始を目指す。
複合施設で想定面積が1250平方メートルと最も広い「こども・子育てプラザ(仮称)」は、屋内遊戯施設を備えた児童館で、すべての子どもに居場所を提供し、相談支援も含めた包括的子育て支援機能を持たせる。
複合施設内にはほかに、貸スペースやイベントなどに利用できるオープンスペース、カフェなどの飲食コーナーを設置し、交流機能を盛り込む。また、健康増進機能を充実させるため、屋内スポーツを楽しめる空間やジムも併設予定。
公園全体の年間管理費は約1・3億円を見込む。
6月には整備に向けた調査業務を有限責任監査法人トーマツ大阪事務所が行うことに決まり、官民連携の手法としてどのような形態をとるのか今年度をかけて詰めの協議が行われる。
また、7月24日に金剛地区の新たなまちづくりの実現に向け、市は大阪大谷大学、阪南大学、都市再生機構西日本支社と包括連携協定を締結しており、今後、公園再整備でも連携が期待される。