大阪狭山市の公園や緑地で特定外来生物クビアカツヤカミキリによる食害で枯れ、伐採された桜は2023年度までに150本にのぼっていることが分かった(表参照)。今後も伐採本数は増える見込み。
同市公園緑地グループの調査によると、フラス(クビアカの糞と木くずが混ざった物質)を排出している被害木は820本。枯死に至っていない桜には薬剤注入や防除ネットを張るなどの対策をとっているが、本来の維持管理業務に加え、クビアカ被害による伐採、防除には多大なコストがかかる。
同グループはこれまで、生物多様性保全推進交付金を活用し、防除に取り組んできており、今後も国の交付金制度を活用し、対策に当たるとしている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年2月12日)時点のものです。