地上6階、地下1階 駐車場115台、災害にも対応
庁舎建て替え中の富田林市役所で旧庁舎の解体工事が進んでいる。6月頃までに北館の解体をすべて終え、その跡地に新庁舎を建設(第1期)する。
事業スケジュールが順調に進めば、2027年春には第1期工事が完了。現在、南館やすばるホールなどの仮庁舎で行っている業務を数か月かけ新庁舎に移転する。
その後、同年秋ごろから南館解体工事に着手し、跡地に地下駐車場の進入路と平面駐車場を整備、29年春のグランドオープンを目指す。
新庁舎は地上6階、地下1階。来庁者用の駐車場は115台分を確保。災害に強く、二酸化炭素の排出を抑制する設備を採用し、男女共用トイレの設置や高低差をなくしたスムーズな移動ができるよう、多様性に配慮した仕様となっている。
費用は約110億円
建設費に引っ越し代や移転に伴う電気関係などの改修費をすべて含めた費用は、109億8千万円。うち33億8千万円は基金を充当、残る76億円は起債で賄う。現時点でのシミュレーションでは、最初の5年は利子だけ払い、その後、元金を30年かけ償還する。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年1月31日)時点のものです。