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狭山タウンも30・1万円
大阪府が公表した基準地価(7月1日時点)によると、府全体では住宅地の平均変動率が3年ぶりにプラス0・4%、商業地でも2年ぶりにプラス1・6%と上昇に転じた。
大阪狭山市の住宅地では昨年のプラス0・1%に続き今年は0・8%上昇した。一方、富田林市では、昨年のマイナス0・9%に続き0・4%下落。南河内地域で見ても住宅地はマイナス0・2%と府内でも都心部以外はまだまだ回復したとは言えない。
ニュータウンで見ると狭山タウンは20、21年で下げ止まり、今年は昨年より1・3%上昇。金剛東では0・9%上昇し、コロナ前の水準に回復。泉北タウン(6地点)はほぼ横ばいだった。
ただ10年前からの変動を見ると12年は泉北タウンの坪価格32・1万円に対して狭山タウンが1・7万円高く、金剛東が0・4万円安かったが、22年は泉北の31・6万円に対して狭山タウンは30・1万円で1・5万円安く、金剛東は33万円で1・4万円高くなった。19年以降金剛東が上回っている。狭山タウンの大野台では10年間で5・3万円(15%)も下落した。
沿線別住宅地で見ると金剛は10年で10・9%上昇し、43・6万円。泉ヶ丘の0・9%上昇と比べて約10倍の伸び率と大きく差をつける結果となった。