大阪国税局が公表した今年1月1日時点の路線価によると、狭山ニュータウンや金剛団地、金剛東地区の商業地や住宅地では上昇または、前年と同評価だった。下がった地点は見られなかった。
もっとも上昇率が高かったのは、大野台2丁目のコミュニティセンター前で、前年と比べ1平方メートル当たり5千円(5・0%)上昇し10万5千円に。西山台3丁目の南第一小学校前も2千円(2・7%)上昇し7万7千円になった。
狭山2丁目は高止まり
昨年まで5年連続で上昇していた大阪狭山市のさやか公園南側の狭山2丁目974番地前は13万5千円で前年と変動なし。大阪狭山市駅前も前年と変わらず10万5千円だった。
商業地では金剛東地区のエコールロゼ前が5千円(4・5%)上昇し11万5千円に。寺池台1丁目の金剛モール前は11万円で変動がなかった。
住宅地では藤沢台小学校前と小金台小学校前がそれぞれ千円(1・3%)上昇し、金剛団地第二前、久野喜台小学校前は変動がなかった。
主要駅でみると、金剛駅前が5千円(3・2%)上昇し16万円に。5年前と比べると10・3%と二桁の伸び。富田林駅前は5千円(3・7%)上昇し、14万円に。5年前に比べ7・7%の伸びとなった。
中百舌鳥5年前より39%上昇
駅前路線価で大きく上昇したのは中百舌鳥駅前で、7千円(12・3%)上昇。5年前に比べると39・1%も伸びた。堺東駅前は6千円(9・1%)の上昇で72万円となったが、伸び率は中百舌鳥駅前に及ばなかった。
その年の路線価は、1月1日から12月31日までの間に相続、遺贈または贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用する。