還暦前にして、生まれて初めて骨折をした。左足首。初めての松葉杖。そこで様々な気づきもあった。
「バリアフリー」を我が身として実感。わずかな段差が怖い。階段が無理。手すりが命綱。エスカレーターでも、松葉杖を自分の位置より一段上についてしまって、体ごと持ち上げられ、危うく後方に転落しそうに。そんな中でも、「大丈夫ですか?」「後ろ通りますよ」など声をかけてくれる方。ドアを開けてくれて「ゆっくりでいいですよ」と気遣ってくださる方。私に当たらないようそっと距離をとってくださる方々など、日本ってこんなに親切な方が多かったのね、と改めて感激。
私も体の不自由な方にもっともっと寄り添っていかねば!
(記者・山本)
▼某所で開催されていた「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。―森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわー」を観覧した。
集結した3人の作家が表現する各部屋と、「消滅せよ」の意味を持つ最後の白い部屋で体験する展覧会。共同作品に始まり、各々の代表作シリーズや新作、大阪の名所・宗教色に富んだテーマで本展を堪能した。最後の白い部屋では、講談師が「消滅せよ」の意味を繰り広げ、「消滅美術館」を体験。従来の美術館展示から様相離れた新しい鑑賞のかたちを提供していた。
作家同士がミーティングを重ねて開催した本展は、重過ぎず純粋に作品を楽しむ時空をも存在させていた。
(記者・石川)

