6月中旬、友人が亡くなった。享年46歳。すい臓がんだった。
生前、友人は子宝に恵まれず、長い不妊治療の末、40歳を目前に、男の子を授かった。友人が体調の異変に気付いたのは、3年前。食欲が無くなり、10キロも体重が落ちた。すい臓がんステージ3との診断。手術が出来ない状態だったが、抗がん剤が奏功し、手術にこぎ着けた。だが、半年で再発。様々な抗がん剤を使い、戦い続けた3年間だった。
「もう疲れた」。そう言って、7歳の息子をおいて、友人は旅立った。
平凡な日常は、多くの奇跡の上に成り立っていることを友人は教えてくれた。何もない毎日を、日々感謝しながら生きていこうと思う。
(記者・山本)
白和えに入れる干し柿が許せないとか、ポテサラにリンゴって邪道!とか。ほっといて。食わず嫌いには分からんやろ。ラム酒でのばしたクリームチーズに刻んだドライ無花果(いちじく)を混ぜこんだのを、蒸したカボチャにのせて食べる幸せが。思わぬ出会いこそ人生だ。
昔、我が家にやってきたポーランド人はタコを「悪魔」と呼んだが、天ぷらにしたらあっさり食べたし、ホームステイ先の韓国のママさんが作ってくれた酢豚にはイチゴが入っていて、果物の可能性を見た思いだった。
思い込みは幸せを狭め、人生をムダにする。行政の中で生き続ける思い込みも住民の幸せを狭め、人生をムダにさせる、かも。
(記者・原)

