皿谷（さらがい）
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泉北高速と地下鉄御堂筋線とを結ぶと、大損するのは南海だけ。この大損を緩和させない限り、連結に南海はなびかないと思う。解決策として私はかねてから「逆輸送」を提唱してきた。逆輸送とは、朝晩の通勤客とはぎ逆の乗客を増やすこと。わかりやすく言うと、朝の中百舌鳥→泉北行きはガラガラ。夕方の泉北→中百舌鳥行きもガラガラ。このガラガラを埋める乗客を増やせば、南海の収益が高まる。それには泉北を「学園都市」にすればよい。
今でも桃大や帝塚山の学生で賑わっているが、東大阪にある近大を晴美台や近大狭山病院跡地に移転させると、さらに泉北は活気が出てくる。三国ヶ丘駅近くの堺市立堺高校もだ。堺市は廃校となった晴美台東小学校跡地を住宅にした。原山台東小も近く宅建業者に売って、戸建てが増える。御池台の上神谷高校跡地も、半分ほどを。
今後も学校の統廃合が続くが、堺市は不動産屋に売って住宅を増やす気だ。なぜ住宅にこだわるのか。学校よりも住宅の方が、もうかるからだ。学校は税収がダメ。税収よりも、高齢化する泉北のイメージを一新させる方が、南海もヤル気が出る。
このコラムは個人の想いを綴っています。弊社の方針・見解ではありません。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2022年10月11日）時点のものです。
