皿谷（さらがい）
本紙は来年で創刊55年。泉北高速が泉ヶ丘に開通した日と同時に。
Ａさんは乳母車が無用となっているのに、Ｂさんは買わなければ――こんな不合理をなくそうと、向う三軒両隣りにコミュニティを届けることにした。そう、譲ります譲って下さいのリサイクルコーナーだ。当時は画期的な試みだった。あっと言う間に各地から転居してきた若い世代に受けた。そして半世紀。乳母車を譲ってもらった子供は、車イスが必要なトシになった。50年以上積もり積った品々は、不用品の山となった。
捨てるにはモッタイナイまだまだ使えるガラクタを、必要な人に無料で提供すれば、地球資源の節約につながり人類滅亡の危機を救う。こんな大それた大義名分で、このほど「がらくた広場」新設の実証実験をした。処分出来ずゴミの山になるかもと心配していたが、アテはずれ。すぐに誰かが取りに来た。エコバッグ、スプーン、皿、コップ、鍋やフライパンなど百均並の物が。
という訳で、肝心のガラクタ不足となった。皆さんの不用品を提供して下さい。お店の方も協力してネ。みんなで仲良くリサイクル社会!
このコラムは個人の想いを綴っています。弊社の方針・見解ではありません。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2025年10月14日）時点のものです。
