桃大が初の理系学部を来春開校させる。私はてっきり槇塚台の桃教大を転用すると思っていたが、和泉中央の敷地内に新棟を建てる。なぜそう思ったのか。理系は今、第2の理工ブームだからだ。第1期は1960年代。私が卒業した高度経済成長の行け行けドンドン時代。就職口は私ですら掃いて捨てるほどあった。母校の先生から「卒業したら、ウチに戻って来てや。スカウトのノルマがあるんや」と。そして今度のブームはITやAIのハイテク。理系はこれからも新分野がどんどん広がる。私は物理化学だったが、現在は生命科学と呼んでいる。問題は用地。泉北は小学校が早晩半減する。府営・UR・府公社の団地が建て替えで、あっちこっちに余剰地が生まれる。これを活用すれば大学や各種専門学校が誘致出来る。泉北の「学園都市」は夢ではない。ロンドンのケンブリッジは街の中にいろんな学校が点在している。泉北は幸い緑に包まれた清潔な街である。交通渋滞もほとんどない。立命館は草津に広大な敷地の理工学部を移転。滋賀県と連携して新産業に貢献している。泉北の学園都市は、住民の熱意次第だ。 (さらがい)
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記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年3月3日)時点のものです。