[泉北]利用減で来年度から運用を見直し 市民農園のフォレストガーデン/堺市南区

投稿者 記者・ 山本裕

この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。

 堺市は、南区にあるレクリエーション施設、市立フォレストガーデンについて、来年度から運営方法を見直すことを決めた。現在は地元の農家らでつくるNPO法人が指定管理者として運営に当たっているが、市の財政改革の一環として、フォレストガーデンのあり方を見直すことになった。

 フォレストガーデンは、市民が農業体験をしながら、身近な自然に親しむ場として、1990年、整備に着手。94年に垣外谷ゾーン約7・2ヘクタールを開園し、05年には奥谷ゾーン約0・6ヘクタールを開園した。園内には広場や散策路、遊具などが設けられ、約0・9ヘクタール284区画の市民農園がある。市民農園の利用は2年契約で、2年ごとに市民から利用者を募っている。

 施設の管理は開園当初から地元釜室の農家らに委託し、12年からは地元農家を中心に設立されたNPO法人グリーンカマムロを指定管理者としている。地元農家から丁寧な栽培指導を受けられるとして、利用者から好評だった。ところが、NPO法人から「メンバーが高齢化し、業務遂行が厳しくなった」として、来年3月末の期限満了をもって管理運営を終了し、今後は管理者に応募しないとの意向が市に示されたという。

 一方、市も財政状況が厳しい中、近年利用率が落ちてきた市民農園の運営方法も含めて見直すことになった。市によると、市民農園の利用率は17年の91%から今年は63%まで落ち込んでいる。16年に利用料を年間1万2000円から1万5000円に値上げして以降、利用者の高齢化もあって利用率が落ち続けている。

 市は近く、フォレストガーデンの運営方針を示し、来年度以降の指定管理者の募集をする。

#堺市南区 #市民農園 #フォレストガーデン

記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年8月27日)時点のものです。

泉北・金剛さやまコミュニティでは、新しいお店の情報や季節の移り変わりなど、いろいろな情報を募集しています。
投稿・情報提供いただき、採用された方から抽選でプレゼントを進呈しています。お気軽に投稿してください。

広告
最新情報をチェックしよう!