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大阪府立大型児童館ビッグバンが、３月末で府立としての21年９か月の歴史に幕を下ろし、４月から新たに堺市立ビッグバンとなった。リニューアル工事に伴う休館の後、ゴールデンウィーク前の29日に再開する予定。
ビッグバンは１９９９年６月23日に開館。漫画家の松本零士氏による、宇宙船をイメージした外観が印象的な建物で、オープン５日目に入館者１万人を達成。当初は、休日ともなれば入館待ちの列ができていた。
開館から約４か月後には、天皇皇后両陛下（当時は皇太子ご夫妻）がご来訪。松本零士氏が案内役を務め、当時の府知事横山ノック氏が同席。ご夫妻をひと目見ようと、沿道には多くの人が。
08年２月には、府立施設の見直しを進める当時の橋下徹知事が視察に。施設としての存続は決まったが、事業への補助金は財政見直しの影響も受けた。
13年には、ビッグバン所蔵の時代玩具コレクションを、国立民族学博物館へ無償譲渡。大阪府が６億円以上で購入した後、ビッグバンで保存展示されていた物だが、より広く府民等の鑑賞機会がある専門的施設へ移管することとなった。
近年は外国人観光客の来館も増えていたが、コロナ禍で一変した。昨年２月29日から６月10日まで臨時休館。秋には入館者数が持ち直したものの、昨年度１年間を通して前年度の25％の入館者にとどまるなど、苦戦が続いている。
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記事中に掲載されている情報は掲載日（2021年4月9日）時点のものです。
