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来年度にもビジョン策定
泉北ニュータウンの再整備に取り組んでいる堺市は、泉ヶ丘、栂・美木多地区に続いて、光明池地区でも活性化に向けた計画の策定に取り組むことになった。光明池地区は、ほかの地区に比べて開発時期が遅く、最近までマンション新築も続いていたが、駅前の商業施設の老朽化も進み、再整備を求める声も上がっていた。
市泉北ニューデザイン室推進によると、今年4月から8月にかけて、光明池地区住民や事業者、駅の利用者に対するアンケートやヒアリングなどを行い、街の課題や「強み」などを整理。「目指すベき街の姿」を示したうえで、街づくりの推進体制を検討し、4年度末を目標に「光明池駅前地域活性化ビジョン」としてまとめる。
光明池地区は和泉市と隣接し、駅や商業施設の利用者には和泉市民も多いことから、和泉市とも協力して検討を進めていく。市では、泉北ニュータウンの将来像について、スマートシティの推進や職住一体を掲げた新しい街づくりの指針「センボクニューデザイン」の策定を進めている。また、今後、府営住宅やUR住宅の建て替え・集約化によって生まれる活用地の有効利用が課題となっている。
新しい街づくりの指針に沿って、光明池地区でどのようなビジョンが示されるか、住民の期待を集めそうだ。