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栂・美木多駅の海側にある車の乗り入れスペース(南区役所の向かいのまるいところ)のこと。
ここに、南海バスが1~3か月ほど前から、「バス待機場につき駐停車禁止」というコンクリ土台付きのカラー看板を、入り口と、奥のバス乗り場の近くに設置した。
しかし、ここは道路扱いで、自家用車も乗り入れできるスペースである。
おかしいと思って、10月1日に南区役所に電話で尋ねたところ、管理者である堺市建設局の南部地域整備事務所から返事があり、「看板設置の了解はしていない」という。
つまり、南海バスが、管理者に無断で設置した。
南部地域整備事務所は「バス乗り場付近は、道交法で駐停車禁止だが、入り口にまで設置したのはまずい」と私に説明した。
その後、南海バスに指示したらしく、入口の看板だけは撤去された。
実は、2~3年前まで長い間、このスペースの入り口には「バス転回場につき進入禁止」という看板があった。その結果、区役所の前で人の乗り降りのために停車する車が多く、付近の道路は混雑して危険も生じていた。
当時、区役所に疑問を投げたところ、南海バスが勝手に立てた看板であって、自家用車は進入禁止ではないということで、まもなく看板は撤去された。
その後、人の乗り降りのためにスペースに入る車がある程度、増えた。
それなのに、南海バスは今回、再び無断で看板を立て、公共の道路を勝手に私物化したのだから、悪質である。
スペース内にあるバスの大きさの白い長方形の区画線は整備事務所が引いたというが、その数が多すぎて、まともに白線に従えば、乗用車を停めるところがない。
公共交通機関としてのバスは必要だが、昔に比べると運行本数が少なくなって、自家用車を利用する人が増えた。運行路線も運行ダイヤも運賃も、利用者の声を聴かず、南海バスが勝手に決めているのも一因である。
栂・美木多駅は、自家用車の発着スペースが整備されていないため、困る。私もバスは利用するので、バスの発着スペースはあってよいが、自家用車をけちらして不便にするのはおかしい。
それなりに自家用車にもスペースを譲り、両立させるべきではないか。たくさんのバス待機スペースが必要なら、自社でどこかに確保してもらいたい。
南海バスの泉北営業所(ラウンドワンの反対側)は近くにあるので、そこで待機することもできるのではないか。
確認取材のうえ、横着な南海バスの姿勢を追及してください。堺市の考え方もどうなのか。自家用車は不必要で迷惑な存在なのか。
写真は、入口にあった看板(9/30撮影)
10月4日にメールで。