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4人に1人が心に不安
4月18日、金剛連絡所で「新型コロナ感染症拡大に伴う住民生活の変化に関するアンケート調査報告会」が開催された。大阪市立大学と寺池台1・5丁目自治会・同ボランティア倶楽部で構成される「ウィズ・コロナプロジェクト会議」が共同して、コロナ禍における健康状態や生活習慣などの変化について調査したアンケート結果を発表した。
アンケートは、主に寺池台1・5丁目とグリーンハイツを対象に実施。「コロナ禍後の体調の変化」については、高齢者ほど高血圧・歩行困難・疲労など健康状態の悪化を実感していることが分かった。特に、抑うつ・不安など精神面の不調は、4人に1人が体感。中には、趣味のサークル活動が中止になって、認知機能が低下したというケースも。
「日常生活への影響」については、外出・運動・友人との交流・地域活動などの頻度が大きく減少。運動は、水泳・卓球・ダンスなどが約半減と減少幅が大きく、ウォーキング・ジョギングは逆に増加した。
また、「感染症対策と交流・外出の重要性」については、「どちらも同程度重要」と答える層が43%と最も多く、
感染症対策より交流・外交を重視すべきと答えたのは、4%だった。
「地域活動への参加」や「人との交流を深める取り組み」については、どの世代でも、半数以上が「必要」と答えた。特に、「災害時における高齢者などへの安否確認」や、「子どもの見守り」「子どもが屋外で楽しく遊べる場所」が必要だと答えたのが、いずれも80%と高い数字を出した。
「コロナ禍の不安」については、「自身や家族の感染」が最も多く、「日常生活の満足度」も顕著に下がっていることが分かった。
以上から、同プロジェクトでは、心の健康を害している人が求めている取り組みとして、▽サロンやお茶会▽人とのつながりや交流▽地震など災害時の対処方法の確認、の3つを挙げた。これに対し、「交流会を企画しても、住民に受け入れてもらえるのか不安だ」という自治会関係者の声も聞かれた。同プロジェクトでは、報告結果を、新たな街づくりへの取り組みに生かしていく予定だ。
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