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南中生がイラストで再現
大野台第7公園(大野台5丁目)の児童遊具に、大阪狭山市立南中学校美術部の生徒が描いたイラストが掲示された。
同公園は、キノコを形取った遊具があったことから、長年〝キノコ公園〞の愛称で親しまれてきた。だが、キノコの遊具が経年劣化のため、3年前に撤去。新設された遊具は小さな家を形取ったもので、キノコ公園からキノコが無くなってしまう事態に。地域住民から「キノコ公園にふさわしいシンボルが欲しい」との声があがっていた。
市教育委員会を通じて地域住民の声を知った南中学校校長の中田知己さんが、同中美術部にイラスト制作を提案。美術部の生徒達が、思い思いのキノコのイラストを画用紙に描き、それらを特殊加工してパネルに仕上げたもの19枚を、新しい遊具の屋根部分に張り付けた。
新しいキノコ公園のシンボル誕生に、大野台5・6丁目自治会会長の中嶌淳(69歳)は、「こんなに素晴らしいものができて、感動しています」と、喜びを隠さなかった。美術部部長の南アンナさん(2年)は、「幅広い人に見てもらえるのでうれしいです」と。同副部長の中野彩芭さん(2年)は、「美術部は大会やコンクールなどの目標がないので、こういう機会をもらえて感謝しています」と、笑顔を見せた。