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地域の老人会で好評
12月22日、バリトン歌手の松澤政也さん(寺池台)がクラシックコンサートを開催した。5年前から寺池台の老人会を盛り上げるイベントとして企画され、年に2回開いている。
松澤さんは、大阪音楽大学を卒業、KOBE国際学生音楽コンクールや飯塚新人音楽コンクール、摂津音楽祭などで受賞。「魔笛」のパパゲーノ、「フィガロの結婚」のフィガロ、「コジ・ファン・トゥッテ」のグリエルモの役などで、多数のオペラに出演。モーツァルトの「レクイエム」やブラームスの「ドイツレクイエム」、ベートーベンの「第九」では、ソリストとしても活躍している。
今回は、ピアニストで松澤さんの妻、衣里さんとクラリネット奏者の加藤智子さん(津々山台)、ソプラノ歌手の渋谷茉南さん(初芝)と共演。
第1部は主に渋谷さんの歌と加藤さんの演奏で、エルガーの「愛の挨拶」、葉加瀬太郎の「情熱大陸」やシュターミッツの「クラリス協奏曲No.3」などを披露。第2部では松澤政也さんのバリトン、衣里さんのピアノも加わり、クリスマスメドレーやアラジンの「ホールニューワールド」を演奏、クリスマスの雰囲気いっぱいに優雅な空気に包まれた。
近所に住む80代の女性は「もう何回も聞きに来ている。毎回いろいろな楽器の演奏が聴けてとても楽しい。今日の演奏を聞いて、クラリネットを始めてみようかと思う」と意欲満々に話した。