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スマートシティ調査費も
堺市は2020年度当初予算案を発表した。
泉北関連では、近畿大学医学部移転に伴う泉ヶ丘駅前整備や、栂・美木多駅前広場再整備など、駅前整備事業に約6億9700万円を計上。泉北ニュータウンのスマートシティ構想策定の調査研究費用として約537万円を計上した。 市全体の一般会計予算案は4293億円で、前年度比27億円(0・6%)減。5年振りに前年度を下回った。
泉北ニュータウン関連の事業のうち、駅前整備事業では、近畿大学医学部開設に向けて、交差点や歩道橋の改良工事、周辺の公園整備などを実施。そのほか、泉ヶ丘駅前北側広場再整備の設計、光明池駅前地域活性化ビジョンを策定するための検討などを行う。
スマートシティの調査研究では、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)を使って地域の課題解決や住民の利便性向上を図り、暮らしやすいまちづくりのための調査研究を実施。
昨年、槇塚台などで実証実験を行った次世代モビリティの導入に向けた取り組みは、来年度も継続して行う予定で、1千万円を計上。実験の結果を踏まえ、事業者との連携を図り、次世代モビリティを使ったビジネスモデルの構築を目指す。
このほか、一部を特別緑地保全地区に指定した南部丘陵を保全するための啓発事業や、指定地区拡大に向けた測量などの費用として約1680万円を計上した。
予算案は18日開会の市議会定例会で議論され、予算審査特別委員会の審議を経て、3月27日の本会議で採決の予定。