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2億3千万円の説明は?
百条委の証人喚問
関連政治団体の政治資金収支報告書に約2億3000万円の記載漏れなどが見つかったとして昨年4月に辞任した堺市の竹山修身前市長が、市議会の百条委員会に証人として出頭する意向を市議会に伝えた。これを受け、竹山前市長の証人喚問が30日に開かれることになった。
昨年12月24日に開かれた市議会百条委での報告によると、竹山前市長は議会に対し、「市選挙管理委員会の権限の及ぶ範囲内の事項について協力する」などと回答。一方で、選挙活動以外の政治活動に関する調査については「議会の権限を超える」として協力を拒んでいる。
百条委は竹山前市長の回答を受け、1月30日午前10時半から証人喚問を行うことを決めた。
竹山前市長はこれまで「政治資金の問題は百条委の調査権限に含まれない」などと主張し、証人出頭を拒んできた。しかし昨年11月、次女とともに大阪地検特捜部に政治資金規正法違反で略式起訴され、それぞれ罰金100万円の略式命令を受けて検察の捜査が終結したことから、出頭を決めたとみられる。
全容解明は?
ただ、記載漏れのあった政治資金の全容について説明するかどうかは不透明で、市議会側の追及が注目される。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年1月20日)時点のものです。