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残土を運搬するトラックや大型の工事用車両などの通行量が多く、交通事故の危険性が指摘されている南区別所の府道堺かつらぎ線について、市は来年度から、路側帯の拡幅に順次着手する。20年度は大和田橋周辺の拡幅に取りかかる予定で、地権者との協議がまとまり次第、用地を買収し、工事に着手する。
路側帯の拡幅を行う区間は別所交差点から別所南バス停までの約1・2キロで、道路両側に2メートル以上の路側帯を確保することを目指している。
別所地区に近い南部丘陵周辺では、土砂埋め立てによる開発が相次いで行われているほか、地区内には建設会社などもあり、日中は土砂を積んだトラックや大型車両がひっきりなしに府道を行き交う。また、和泉市からハーベストの丘方面に抜けるルートとなっていることからマイカーも多い。
一方で、府道は通学路になっているのにもかかわらず、道が細いうえ路側帯の幅も十分ではないことから、交通事故を心配する声が多く、対策を求める声が以前から市に寄せられていた。
市もこれまで、府道沿いに防犯カメラを設置するなどの対策を行ってきたが、地元の強い要望を受け、歩行者や自転車ができるだけ安心して通行できるよう路側帯の幅を確保する。
市は4月以降、地元自治会の協力も得ながら地権者と協議を行い、準備が整った個所から工事に着手していく。