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泉北は坪31・7万 狭山タウンより2万円高く 金剛東より1万安に
大阪府は住宅地481地点や商業地など府下689地点の基準地価(7月1日時点)を公表した。泉北タウンでは今年も下落幅が昨年より拡大している。
堺市の住宅地は0・4%上昇し、昨年より1・2ポイント鈍化。下落した区は南区と中区。他の区は0・2~1・5%上昇した。
南区の調査地点は泉北タウンの住宅地6地点。今年は桃山台に替わり若松台が対象になった。晴美台と庭代台が下落。晴美台は4年連続の下落になる。
泉北タウンの平均は、継続調査の5地点で0・6%下落。下落幅は0・2ポイント悪化し、坪価格が31・7万円に。狭山タウンより2万円高く、金剛東より1万円低い水準。2010年からの10年間で、坪価格が1・8万円(5・4%)下がった。
沿線別住宅地では、泉ヶ丘が昨年と同じ水準で32・7万円。今年も上昇した金剛との差が0・7万円拡がり、9・9万円差に。
和泉市の住宅地は0・6%下落。下落幅は昨年より0・3ポイント悪化した。
のぞみ野は昨年と同じ水準で、坪価格は31・4万円。光明台は1・3%下落した。
この10年間で坪価格が、のぞみ野では1・1万円(3・6%)上昇し、光明台では2・6万円(9・6%)下落した。
府全体の住宅地の変動率はマイナス0・3%で、7年ぶりの下落。商業地はプラス1・8%で、8年連続の上昇となった。
基準地価とは
国土利用計画法に基づいて都道府県が毎年7月1日時点で調べる土地1平方メートル当たりの価格。国土交通省が地価公示法に基づいて市街地を中心に調べる「公示地価」(1月1日時点)に比べ、林地なども調べているのが特徴。土地取引の指標となる。