この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
魚や昆虫、恐竜にも熱中
美木多幼稚園年長の高場湊大君(6歳)は園きってのいきもの博士。動物・魚から始まり、現在は昆虫と恐竜に最も情熱を注いでいる。「湊大君は知識量もですが、なにより情熱がすごいんです」と先生達も太鼓判。
母・あずささんによると、湊大くんのいきもの好きは物心がつくかつかないかの頃から。実物を見たり触ったりするのはもちろん、テレビの動物番組を見る、DVDなど映像資料をチェックする、幼児用の図鑑は暗記するほど読み込む、と全精力を注ぎ込んで研究してきた。インタビュー中、『でんちゃん』と名付けたペットのニホンカナヘビの話では「カナヘビはトカゲと似てるけど、トカゲみたいにつるつるじゃないし、トカゲよりしっぽが細くて長い」と、見分け方を解説してくれた。「名前を覚えるだけじゃなくて、どの仲間で、どんな生活をしているか全部知りたい」そうだ。学者肌らしく、恐竜の絵の横に学術名を書き添えていた。尊敬する人は香川照之さんと加藤英明さん=注。誕生日プレゼントに図鑑をリクエストするほど、知識欲はとどまるところを知らない。
休日は両親と妹・咲良ちゃん(3歳)と、虫捕りや観察などフィールドワークにいそしむ。「普通の虫は中央公園、両生類は蜻蛉池公園とか滝畑。幼稚園でもよく捕まえる。そっと手の中に入れて帰る」両親と命を大切にすると約束したので、何か捕まえた時、飼わないものは同じ所に戻し、飼うものはエサやりから水替えまで自分で行う。飼い方の本だけでも5冊、図鑑は本棚に収まり切らない程所有し、かつ熱心に読み込んでいる湊大くんだが、お世話していて噛まれることも。でも「痛くても嫌いにはならない。楽しい」ときっぱり。あずささんは「私達夫婦は特にいきもの好きではなく、子供が好きなものを応援するというスタンスでやってきました。妹も楽しんでいるようなので、これからも湊大と一緒にやっていこうと思っています」と目を細めた。
注: 俳優の香川照之さんは大の昆虫マニア。NHKで虫番組「昆虫すごいぜ!」をしています。加藤英明さんは「爬虫類ハンター」として知られる爬虫類学者。