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全国で初の協同建設住宅
泉北ニュータウンで最初の協同建設住宅「原山台コーポ」が入居40年を迎え、10月27日に40周年記念行事を開いた。みんなで料理を持ち寄り、ミニコンサートなどで楽しんだ。
同コーポは、マイホームを求める人らが集まって組合を作り、協同で土地を取得して建てられたもの。府企業局が土地を分譲し、公的な土地での協同建設住宅は全国で第1号。設計段階から関わり、それぞれの生活設計に合わせ自由な間取りを持つ。入居前から家づくりについての討議をしているので、入居後も人間関係がスムーズだったという。
40年間で全43戸のうち、約半数が入れ替わったが、就職などでコーポを離れた子ども世代が、結婚してまた戻ってくる例も。10年前に引っ越ししてきた管理組合理事長の岩瀬麗子さんは「住民同士とても仲良く、すぐになじめました」と。「年2回の大掃除や年末の餅つきなどの行事のおかげで、みんなと仲良くなれた」という声も。
この日は、ここを巣立った子ども達や引っ越しした人なども参加し、思い出話や近況報告に花が咲いた。そして、フルート演奏やピアノ演奏の他、40年のあゆみをまとめた作文を子ども達が発表した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2019年12月2日)時点のものです。