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地下鉄御堂筋線との乗換駅で乗り換えの利便性向上が求められている南海高野線中百舌鳥駅について、南海電鉄が改札駅の移動などの大規模な改装を計画している。この改装によって地下鉄との乗り換えの距離が短くなり、時間短縮にもなるという。これとは別に、府や南海電鉄、大阪メトロで、南海と地下鉄のホームを地下通路などで結ぶ計画も検討されている。
中百舌鳥駅の改装は、2月の堺市議会本会議で窪園伸一建築都市局長が明らかにした。
窪園局長によると、南海電鉄が中百舌鳥の改装を検討しており、エキナカなどの商業施設を整備。改札機の場所を移動して乗り継ぎの距離や時間を短縮する。現在、南海で詳細な計画を検討しているが、最短で55メートル、30秒短縮されるという。早ければ、今年度中にも着工される見込み。
これについて、南海電鉄では「老朽化した中百舌鳥駅のリニューアルやレイアウトの変更を検討しているのは事実だが、詳細が決まっておらず、詳しいことはまだ説明できない」としている。
中百舌鳥駅の南海と地下鉄の乗り継ぎの改善については、14年度から府と南海、地下鉄が協議を行っている。駅を地下通路で結ぶ案などが検討されているが、工事中の安全確保などに課題があり、具体的には進んでいない。