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「災害時に役立てたい」 男性が大半
金剛公民館で1月30日、ドローンの活用法を学ぶ全6回の連続講座「みんなでつくろうドローンネットワーク」が始まった。この日は現状と課題を学び、災害調査の映像視聴やドローンの飛行体験などが行われた。初めてドローンに触れる人も多く、機体が浮上して空中で止まると、前のめりになって瞳を輝かせた。
参加者はほとんどが男性で、中には複数のドローンを所有する人も。しかし、趣味以外で活躍する場がなく、関連する法令も分からない。自己紹介では「皆で地域に役立つ活用法を考える、という所に興味を持って参加しました」という声が目立った。数少ない女性参加者も操縦体験を楽しみ、改めてドローンに興味をひかれた様子だった。
この講座では、災害時の情報収集や空撮映像での魅力発信などを想定して、いずれは地域に役立つドローン飛行チームの立ち上げを目指している。座学だけでなく、石川河川敷での飛行実習なども取り入れるという。指導する南河内フィルムコミッション代表の辰義孝さんは、「ドローンは何が得意で何が苦手なのかを知ってほしい。ドローンにしかできない事は確実に存在するし、今後を見据えた人材の育成は大事になってくる」と話した。